病院で「運動してください」と言われて不安になったら

「運動しましょう」と勧める医師 コラム

筋トレの前に知ってほしい、痛めないための正しい順序

病院や整体で「運動してください」と言われて、困ってしまった経験はありませんか?

腰や肩に不安があるときに「運動しろ」と言われるのは、暗闇の中で「歩け」と言われているようなもの。いざジムやスタジオを探しても「今の自分の状態でついていけるのか」「逆に痛めたらどうしよう」と、最初の一歩が踏み出せない方は少なくありません。

でも、安心してください。その慎重さは、あなたが自分の身体を大切に守ろうとしている証拠です。

いきなり「頑張る」のが危険な理由

「運動=ジムに通う・走り込む・筋トレする」というイメージが強いですが、身体に痛みや違和感がある状態でこれらをはじめるのは、実は少しリスクがあります。

矛盾する身体への指令
痛みがある身体は、脳が「守れ!」とブレーキをかけています。その状態で無理に筋肉を動かそうと(アクセル)すると、身体の中でケンカが起きて、さらに緊張が強まってしまいます。

正解がわからない不安
どのくらい動かしていいのか、どこまでが安全なのか。その基準がわからないまま動くのは、誰だって怖いものです。

大切なのは、最初から「鍛える」ことではなく、まずは身体の警戒心を解いてあげることです。

運動の正体は「筋肉を増やすこと」ではない

「運動してください」の本当の意味は、「筋肉をモリモリにしてください」ということではありません。本来の目的は、「サボっている部位を動かし、頑張りすぎている部位を休ませること」です。

例えば、腰が痛い人の多くは、股関節がサボって腰が代わりに頑張りすぎています。この場合、やるべきことは腹筋運動ではなく、股関節が本来の動きを取り戻すための、もっと地味で優しい動きです。

日常を「運動」に変える小さな工夫

「鍛える」という言葉を一度忘れて、身体を「スムーズに動かす練習」だと考えてみてください。それだけで、運動へのハードルはグッと下がります。

わざわざ着替えて外に出なくても、運動は今日からはじめることができます。例えば、座っているときに背中や腰はどんた状態か、脚を組んでいないか、立っているときに左右どちらに重心をかけているか、などなど。そうした身体の状態に意識を向けるだけでも、それは立派な「身体の使い方」のトレーニングです。こうした小さな「身体の使い方」の積み重ねが、病院や整体で言われた「運動」の第一歩になります。

あなたの「不安」を「安心」に変えるために

「何をすればいいかわからない」という不安は、あなたが身体を大切に思っている証拠です。だからこそ、自己流で無理をする前に、一度ご自身の身体の現在地を確認してみませんか?

まずはあなたの身体が今、どこをサボっていてどこが頑張りすぎているのかを紐解き、安心して運動が続けられる環境を整えます。あなたに最適な一歩を一緒に見つけていきましょう。

この記事を、実際のサポートにするなら。

自分自身の身体を変えたい
自分の身体と向き合い、不調を根本から改善したい方へ

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いまから堂 代表
村上 拓也

【プロフィール】
1979年、福島県出身。2003年よりスポーツトレーナーとして活動。国立スポーツ科学センター(JISS)にてオリンピック選手のトレーニングサポートに従事。

メディカルフィットネス施設の立ち上げ・運営にも携わり、医師との連携による病気・怪我の予防指導を実践。
現在は、医科学的根拠に基づく運動指導を強みとして、個人向けパーソナルトレーニングおよび法人向け健康経営サポートを行っている。

【主な資格】

  • 健康運動指導士
  • 日本スポーツ協会公認 アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
  • NSCA認定 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS)
  • JATI認定 トレーニング指導者(JATI-ATI)
  • ホームヘルパー2級